ビル放火殺人、前日に自転車で現場へ 容疑者、事前に準備か

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 大阪市北区の雑居ビル内のクリニックで25人が犠牲になった放火殺人事件で、谷本盛雄容疑者(61)とみられる男が事件前日の夜、事件現場から自転車で容疑者宅の方へ向かう姿が防犯カメラに映っていたことがわかった。約1時間前に現場のクリニックの方向へ向かう姿が映っており、その際に自転車に積んでいた荷物が帰りにはなくなっていた。大阪府警は前日に現場で準備をした可能性があるとみている。

 事件発生から間もなく1カ月。谷本容疑者は事件後に一酸化炭素中毒で死亡したが、府警は多くを巻き込む事件を計画していたとみて動機を調べている。

 朝日新聞は防犯カメラの映像を確認した。事件現場と大阪市西淀川区の谷本容疑者宅の中間にあるカメラに、事件前日の昨年12月16日午後8時52分ごろ、現場方面に自転車で向かう男の姿が映っていたが、同じカメラに同9時49分ごろ、逆方向に向かう様子も映っていたことがわかった。

 二つの映像の男や自転車は似…

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