南アフリカ大統領がコロナ感染 軽症で自主隔離、ワクチンは接種済み

ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 南アフリカ大統領府は12日、ラマポーザ大統領が同日に新型コロナウイルスの検査を受け、陽性だったと発表した。変異株「オミクロン株」かどうかは明らかにされていないものの症状は軽く、同国南西部のケープタウンで自主隔離を始めた。ラマポーザ氏は同日、先月亡くなったデクラーク元大統領の追悼式典に出席した後、体調を崩したという。

 大統領府によると、ラマポーザ氏は西アフリカ諸国を歴訪した後、今月8日にセネガルから帰国。新型コロナの検査を受けたが、その時は陰性だったという。ワクチンの接種を終えているラマポーザ氏は声明で、自身の感染が「国民がワクチンを接種し、感染に警戒し続けるための警告になる」とした。

 南アフリカは先月オミクロン株を発見し、世界保健機関(WHO)に最初に報告。国内ではオミクロン株によるものとみられる感染が拡大している。南ア国立伝染病研究所(NICD)は12日、新型コロナの新規感染者数が1万8035人、陽性率は28・9%だったと発表した。(ヨハネスブルク=遠藤雄司

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