毎年のように「乱」と「変」 地域差も? 「今年の漢字」きょう発表

有料記事

原田達矢
[PR]

 2021年の世相を漢字1文字で表す「今年の漢字」が13日午後2時過ぎ、京都市東山区清水寺の舞台で発表される。選ばれた1文字だけがニュースなどで注目されるが、主催する日本漢字能力検定協会は毎年、集計に基づいて1~20位まで発表している(1995~96年は上位10位のみ)。そして、毎年のようにランクインする漢字があるという。

 たとえば「乱」と「変」(08年の「今年の漢字」)は過去19回、上位に入っている。「乱」が95年に2位に入った時は、阪神・淡路大震災地下鉄サリン事件など世の中を混乱させる出来事があった。17年には、森友学園問題による政治の「乱れ」や新政党の乱立などが理由で、7位に入った。

 日本漢字能力検定協会の担当者は「『乱』は『○○の乱れ』など言葉として選びやすい。ただ、1位の文字を見てみると良い意味と悪い意味を両方持った漢字が多い。『乱』はどうしても良い意味では使われにくく、応募でちゅうちょする人もいるかもしれない」という。

 都道府県ごとの集計をみると、「ご当地」の特徴が表れる年もある。

 18年は、北海道や島根県な…

この記事は有料記事です。残り425文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら