新たな変異株、頭によぎる菅政権の「教訓」 世論を気にした岸田首相

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西村圭史 菅原普
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 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の世界的な広がりを受け、日本政府は外国人の全面的な新規入国停止に踏み切った。各国で対策強化や分析が始まったが、拡大を防げるのか見通せていない。

菅政権の「教訓」 世論を気にする首相

 29日昼すぎの首相官邸。岸田文雄首相は記者団を前に、外国人の新規入国停止などの対策を発表。緊張した面持ちで「『まだ状況がわからないのに岸田は慎重すぎる』という批判は、私がすべて負う覚悟でやっていく」と語った。

 官邸幹部によると、海外との往来再開を期待する経済界の反発を予想し、自らの責任を強調して理解を求めたという。8日にビジネス関係者や技能実習生らの新規入国について制限緩和をしたばかりだったからだ。

 政権の動き出しは、比較的早…

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