「ギフテッド」の子、才能定義せず個に応じた支援を 文科省の会議

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伊藤和行
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 特異な才能がある「ギフテッド」と呼ばれる子どもの支援を検討している文部科学省の有識者会議は29日、支援の対象とする才能は定義しない、との考えをまとめた。個々に応じた教育を実現することが適切とした。仮に定義すれば、過度な競争や早期教育をあおることが懸念されるためだ。

 5回目となった同会議では、文科省への提言の方向性を確認した。才能のある子どもの見いだし方について、IQやテストの得点によって選抜するのではなく、一人ひとりに応じた教育をし、その延長線上で、才能がある子どもへの支援をすることが適切とまとめた。学校生活や学習上の困難が生じている子どもの支援策についても、検討していくとした。

 一方、国が公費で、特定の子…

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この記事を書いた人
伊藤和行
那覇総局長
専門・関心分野
沖縄、差別、マジョリティー、生きづらさ