「調査終了」が一転「継続検討」に 日本郵便カレンダー問題

有料記事

藤田知也 杉山歩
[PR]

 郵便局長が経費で買ったカレンダーや顧客情報を政治流用した疑いが出ている問題で、日本郵便が26日に記者会見を開き、調査結果について説明した。だが、「調査終了」と言いながら最後に撤回したり、途中で説明内容が変わったりする一幕も。焦点の一つだった局長の「ロビー活動」を詳しく調べていなかったことも判明し、疑惑は解明されないまま残された。

 「調査は尽くした。調査は終了したと考えている」

 日本郵便の立林理専務が記者会見の前半でそう強調した。記者が「ロビー活動」について引き続き調べるか、と質問したときだ。

 「ロビー活動」は近畿地方郵便局長会の内部資料に登場する言葉で、局内のロビーで声をかけるなどの行為を指す。同会は昨秋、支援者を増やすために「ロビー活動で1週間3世帯確保」を局長たちに求めていた。

 日本郵便はこの日、カレンダ…

この記事は有料記事です。残り651文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
藤田知也
経済部
専門・関心分野
経済、事件、調査報道など