1歳園児を暴行して死なせた疑い、45歳保育士を逮捕 容疑を否認
神奈川県平塚市の私立認可保育園「中原保育園」で2017年、保育中の女児(当時1)に暴行して死亡させたとして、県警は1日、園で働いていた保育士、嘉悦彩子容疑者(45)=同県伊勢原市=を傷害致死容疑で逮捕し、発表した。嘉悦容疑者は「やっておりません」と容疑を否認しているという。
捜査1課によると、嘉悦容疑者は17年4月27日午後0時35分ごろ~午後1時5分ごろ、保育園内で、同園に通っていた柳田彩花ちゃん=同県平塚市=に暴行を加え、同日午後3時5分ごろ、搬送先の病院で、頭部打撲や頭蓋骨(ずがいこつ)骨折に伴う外傷性くも膜下出血により死亡させた疑いがある。
彩花ちゃんは17年4月27日昼ごろ、園内で昼寝の時間中に意識がない状態で見つかった。同日午後1時5分ごろ、園側から消防に救急要請があり、病院に運ばれたが死亡が確認された。
県警は、彩花ちゃんの脳がダメージを受けた状態だったため、捜査を開始。複数の医師らの意見を聴くなどしたところ、転倒などの事故ではなく、頭部に人為的に強い衝撃を受けて死亡した可能性が高いと判断されたという。
園内のカメラの記録や他の職員の証言から、県警は彩花ちゃんが意識不明の状態で見つかる直前、嘉悦容疑者が1人で彩花ちゃんを含む複数の園児を担当していたとみている。
同園のウェブサイトなどによると、定員は120人で、開所時間は午前7時~午後6時。1976年に設立され、社会福祉法人が運営している。
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