不振の野党共闘を数字で見る 対決型・三つどもえ型・混戦型の結果は
山下剛
31日に投開票された衆院選で、立憲民主と共産、国民民主、れいわ新選組、社民の野党5党は全289選挙区の75%にあたる217選挙区で候補者を一本化して臨んだ。この217選挙区で当選した野党5党の候補は野党系無所属を含めても62人(29%)で、公示前の51人から大きく上積みできなかった。
比例区では立憲と国民の得票は計約1400万票にとどまり、前回2017年の立憲と希望の党の計約2千万票を大きく下回った。共産も得票を減らしており、共闘野党の不振につながった。
今回、候補者の一本化が進んだのは、前回17年衆院選で旧民進党が希望と立憲に分裂し、候補者が乱立した反省からだ。
ただ、今回は日本維新の会が…
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