コロナ禍・クーデター直撃 「在外投票」15公館で実施できず
相原亮
外務省は15日、海外に住む有権者が現地で投票できる「在外投票」について、公示翌日の20日から世界226の在外公館で実施する、と発表した。同省によると、今回は新型コロナや治安悪化などを受けて、太平洋諸国や中東を中心とした15公館で実施を見送る。代わりに郵便による投票を呼びかけている。
在外投票は1999年に導入され、今回で15回目。公示翌日から大使館や総領事館などで投票できる。投票の際には、「在外選挙人証」とパスポートなどを提示する必要がある。在外選挙人名簿の登録者数は今年8月時点で9万6千人。
アフガンは大使館閉館
今回、外務省が在外公館での投票を見送ったのは15公館。アフガニスタンやシリアは治安の悪化で大使館を閉館しているため、ギニアはクーデターが発生し、現地政府の行政機能がまひしているため、いずれも見送った。
このほか、フィジーやトンガ…
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