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西銘大臣の支部、ガールズスナックに活動費11万円「感謝の思いで」

岸田政権自民

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 復興相兼沖縄北方担当相として初入閣した西銘(にしめ)恒三郎衆院議員(沖縄4区)が代表を務める自民党支部が2018~19年、東京・新橋の「ガールズスナック」に計11万6400円を政治活動費として支出していたことがわかった。女性による「浴衣イベント」などを開催する店で、西銘氏の事務所は「場所をわきまえるべきだった。支出を削除して訂正する」としている。

 政治資金収支報告書によると、西銘氏が代表を務める自民党沖縄県第4選挙区支部は2年間で計4回、交際費名目でこの店への支出を計上していた。事務所によると、男性秘書が沖縄からの来客に誘われ店を訪れた。事務所は「支援に対する感謝の思いもあり、飲食の支払いを政治資金でまかなった」と説明した。西銘氏は4回とも同席していないという。同支部には2年間で税金が原資の政党交付金計2500万円が交付されている。

 店のホームページには浴衣姿の女性の写真が掲載されているほか、「若くて可愛い女の子ばかりなのでキャバクラにも負けないクオリティーを楽しんで頂けます」などの記載がある。

 政治資金の支出をめぐっては、公明党の元衆院議員がキャバクラやスナック4軒での飲食代計約11万円を、自身が代表を務める資金管理団体から支出していたことが明らかになり、収支報告書を訂正している。この議員は緊急事態宣言下の深夜に東京・銀座のクラブを訪れたことも批判を浴びて、今年2月に議員辞職している。

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