コロナ禍での自宅遊び…成長や「勇気」を感じるおもちゃの遊び方とは

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中村真理
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 愛知県刈谷市に、「おもちゃの遊び方」が学べる知育玩具店がある。おもちゃや絵本を売るだけではなく、より生かしてもらおうという取り組み。コロナ禍で自宅で遊ぶ時間が増えるなか、ストレスや育児の悩みを抱える親のサポートにもつながっているという。

 「悔しかった。もう一回やろっか」

 津市の小林麻以子さん(39)の長女(10)は最近、ドイツ製などのボードゲームやカードゲームで遊ぶのがお気に入りだ。負けると、小林さんに「再戦」を挑んでくる。

 小林さんは「悔しかったね」と受け止め、娘の気持ちが整うのを待つようにしている。以前なら「怒ると他の人が嫌な気持ちになるよ」と諭したと思うが、娘に気持ちを切り替える力がついてきたと感じる。

 コロナ禍、自宅で過ごすことが多い娘。学校や生活上の制約は大きいが、小林さんは「家での遊びが充実しているので、ストレスや苦痛を感じているわけではないようだ。むしろ成長を感じます」と話す。

 小林さんは産後、うつ状態を経験した。外に出られず、自分が自分でないような不安を感じた。当時の娘の様子は記憶にない。

 同じ悩みを経験した保育士の…

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