中古車、新車並みの価格も 納車まで1年?自動車の減産、出口見えず

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近藤郷平 野口陽 神山純一
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 部品不足による自動車の減産は大きな問題だ。大手メーカーは生産体制の再構築を急ぐが、海外でコロナ禍が収まらないこともあって、十分に対応できていない。販売現場では納車の延期や、中古車が値上がりして新車と価格が並ぶケースも出ている。

 「自動車メーカーへの影響を減らすために最大限努力している」。ワイヤハーネス製造大手の矢崎総業の広報担当者はこう話す。

 車には数多くの電子機器が組み込まれており、ワイヤハーネスはそれらをつなぐ重要な部品だ。矢崎ではタイの工場で集団感染があり、7月後半から操業を一時止めた。ベトナムの工場でも生産ペースが落ちているという。自動車メーカーへの納入を正常化すべく取り組むが、コロナ禍が立ちはだかる。

コロナ感染、急停止する工場 半導体、在庫なお逼迫

 ほかの部品メーカーでも東南…

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    伊藤大地
    (朝日新聞デジタル編集長)
    2021年9月24日8時48分 投稿
    【視点】

    先日、生まれて初めてクルマを買ってみようかと、国産メーカーのディーラーを訪れたのですが、「納期2年、少なくとも1年は確実」と言われ、さすがに発注をためらって、「そうですか…」と手ぶらで帰ってきました。記事にもあるように、「産業のコメ」とも言

    …続きを読む
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