保育所バスに放置、「水」とうめいた2歳の三女 長女と次女は動いた
平岡春人
福岡県の保育園で7月、男児(5)が送迎バスに長時間閉じ込められ、熱中症で亡くなった事故は全国に衝撃を与えた。北海道北部でも3年前の秋、自治体が運営する保育所の送迎バスに園児が数時間放置される事故が起きていた。「同じことが繰り返されてはならない」と願う母親(41)が取材に応じ、事故について語った。
2018年10月下旬の朝。母親は午前中に用があったため、当時2歳だった三女(5)を、近くに住むママ友に頼んで送迎バスに乗せてもらった。ママ友はバスに三女が乗るのを見届けた。
「苦しむ子、出てほしくない」 行動起こした2人の姉
午前11時20分ごろ、用を済ませた母親は三女を迎えに行こうとして、そのママ友に電話をした。三女の昼寝道具を保育所に届けに来ていたママ友に、三女がいない、と告げられた。
母親や現在の保育所長による…
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