タリバンの検問突破し空港へ 韓国「ミラクルバス作戦」
米軍のアフガニスタン撤退期限が8月末に迫る中、イスラム主義勢力タリバンを恐れて国外脱出を目指す外国人や地元住民の危機感が強まっている。首都カブールの空港に到着するのも困難で、輸送バスの争奪戦やタリバンによる護衛など、各国は自国民や協力者らの懸命の救出作戦を繰り広げている。
「カブールの空港内外には約2万人が殺到している。空港ゲートはいくつかあるが、入ることができない状況だった」と、韓国国防省の関係者は現地の状況をこう説明する。
韓国軍は作戦を「ミラクル(奇跡)」と命名。大統領府などによると、初日の24日は歩いて空港に向かう計画だったが、韓国大使館や韓国国際協力団などで働く現地スタッフとその家族427人のうち26人しか成功しなかった。
このうちの一人の女性は「朝早く家を出て、大通りにあるタリバンの検問を避けて狭い道を通り、なんとか空港に着いた」と語ったと韓国メディアが報じた。
そこで次の日、別の方法に即座に切り替えた。カブール陥落後にいったんカタールに避難してから戻った4人の大使館員が、各国が激しい争奪戦を展開していた米国が契約する現地のバスを、米国の理解を得ていち早く確保。6台のバスはカブール市内に散らばって待機していたが、韓国大使館の連絡網を使って場所を具体的に伝え、全員が集まることができた。
しかし、難題はまだあった…
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