風鈴列車GO! 伊賀鉄道

藤井匠
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 「チリン、チリーン」……。街中や田園をのどかにひた走る列車の揺れに合わせて鳴る、風鈴の涼しげな音色を楽しめる「伊賀焼風鈴列車」が、伊賀鉄道(三重県伊賀市)で連日運行している。今年はすべての風鈴40個を新調し、担当者は「これまでにないほど響く、いい音色。涼を楽しんでもらえれば」とPRする。29日まで。

 伊賀鉄道と、鉄道を応援する市民らでつくる「伊賀鉄道友の会」の企画で今年で13回目。風鈴が楽しめるのは、マスコットキャラクター「ふくにん」をデザインしたふくにん列車「伊賀の四季」号内。2両編成に、「忍」の字と手裏剣をあしらった各20個ずつ、伊賀焼の風鈴を飾った。

 風鈴には、地元の絵手紙サークル「絵手紙いろは」のメンバー手作りの短冊が付く。伊賀出身の俳聖・松尾芭蕉ら俳人の俳句や花の絵を描いている。「たのしさや青田に涼む水の音」といった芭蕉の句が印象的だ。窓にはアサガオの造花や、すだれも飾り付けた。

 列車の運行時刻は毎日変わる。運行の問い合わせは、上野市(忍者市)駅(0595・21・3231)。(藤井匠)

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