SL車両、8年ぶりに全般検査 釧網線で積雪の湿原へ
佐藤亜季
JR北海道が観光列車として冬季に運行しているSL車両「C11 171号」の全般検査が8年ぶりに実施され、このほど札幌市のJR北海道苗穂工場で報道陣に公開された。検査は来年1月まで。終了後、釧網線(釧路―標茶間)で積雪の湿原を走る予定。
検査は7月5日に開始された。公開された日は、本体と車輪を分離する大がかりな検査が行われた。約30トンもの本体が数十分かけてクレーンでつり上げられ、車両と分離。その後も10人ほどの作業員が、内部の部品を分解する作業などにあたった。
このSLは1940年製造で、道内各地で運行後、75年に引退。2000年から釧網線で観光列車として走っている。乗車人員は約200人。JR北は老朽化している客車の内装リニューアルも進めている。
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