都議選、自公で過半数に届かない見通し 朝日出口調査

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 4日投開票の東京都議選で、朝日新聞社が実施した出口調査の推計によると、自民、公明両党の獲得議席は過半数(64)に届かない見通しだ。

 自民は告示前の25議席から増やし、第1党をうかがう。ただ、30議席台となる可能性が高く、民主党(当時)に惨敗した2009年都議選の38議席を下回る可能性もある。

 公明は現有の23議席を維持できるか微妙だ。小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」は、告示前の45議席からは減らすが、30議席をうかがい、自民に次ぐ勢いがある。

 共産(告示前18議席)、立憲(同8議席)は、ともに現有議席からの上積みをうかがっている。

 出口調査は全42選挙区のうち、無投票となった小平市選挙区を除く41選挙区の計543の投票所で、投票を終えた有権者を対象に実施した。

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    前田直人
    (朝日新聞デジタル事業担当補佐)
    2021年7月4日20時53分 投稿
    【視点】

    「自公過半数の勢い」「都民ファースト苦戦、ヒトケタも」といった事前情報が飛び交いましたが、大都市・東京の都議選はそう簡単に決着するような争いではありません。まず組織票にしばられない無党派層、そのつど投票先を変える有権者が多く、終盤に向けて流

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