新駅名は「櫛田神社前」 福岡市営地下鉄・七隈線延伸

松沢拓樹
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 福岡市は1日、天神南―博多の市営地下鉄七隈線延伸にともない、中間地点の博多区祇園町に開業する新駅について、名称を「櫛田神社前駅」と決め、発表した。終着駅は仮称どおり「博多駅」とし、いずれも2022年度に開業予定だ。

 博多祇園山笠で有名な櫛田神社が新駅のすぐ北側にあり、観光客の利便性や地下鉄の利用促進を鑑みて駅名を決めた。山笠の飾り山を背に会見した高島宗一郎市長は「地域の皆さんに親しまれる駅になってほしい」と期待を寄せた。

 延伸に先立ち導入される新車両の名称とデザインも発表された。名称は「3000A系」で、4両編成を4編成導入する。出入り口のスペースを拡大し、車いすなどの優先スペースを全号車に設けた。年明けから順次導入する予定。

 七隈線の延伸をめぐっては、16年11月のJR博多駅前陥没事故などの影響で、開業予定が2年遅れ、事業費も当初の450億円から587億円に膨らんだ。延伸区間は1・6キロで、工事区間は1・4キロ。

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