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　電動キックボードで大阪・ミナミの歩道を走り、ぶつかった女性に重傷を負わせて逃走したとして、大阪府警は4日、住居不定、無職の山名優希（ゆうき）容疑者（30）を自動車運転死傷処罰法違反（過失運転致傷）と道路交通法違反（ひき逃げなど）の疑いで逮捕した、と発表した。

　逮捕は5月24日付。山名容疑者は「何らかの違反になるのはわかっていた。警察が来ると時間がかかって面倒なので逃げた」と容疑を認めているという。

　府警南署によると、山名容疑者は5月22日午後4時50分ごろ、大阪市中央区の南海難波駅前の歩道を電動キックボードで走行中、大阪市の女性（48）にぶつかって転倒させ、首の骨を折る重傷を負わせたのにそのまま逃げた疑いが持たれている。女性の命に別条はないという。

　モーター付きの電動キックボードは道交法上、原動機付き自転車（ミニバイク）と同じ扱いになる製品が多い。人身事故を起こしたとして使用者が逮捕されたケースは全国でも極めて珍しいという。

　ボードは原則1人乗りだが…