やまゆり園、追悼式は新園舎で 事件から7月で5年
神奈川県相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件で、現地で再建される新園舎で7月20日、犠牲者の追悼式が行われる。神奈川県が26日発表した。事件から5年となるのを前に、園内で初めて式典が行われる。
事件後、施設の大部分を建て替え中で、7月4日に新しい園舎の開所式が行われ、8月1日から利用者の入居を始める予定だ。
追悼式は新型コロナ対策で参列者を遺族など約50人に絞る。犠牲者を悼むために園内で設置される「鎮魂のモニュメント」もこの日公開され、モニュメントへの献花は誰でも行える。
追悼式は毎年、相模原市内のホールで行われてきたが、昨年は新型コロナの影響で中止されていた。黒岩知事は記者会見で「こんな事件を二度と起こしてはいけないという思いを皆さんと共有したい」と話した。