ワクチン大規模接種は肩出しやすい服で 予診票も事前に

松山尚幹 浅沼愛
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 「自衛隊大規模接種センター」での新型コロナウイルスワクチン接種が24日、東京と大阪で始まる。最初の1週間の対象は、予約が取れた65歳以上の東京23区と大阪市の住民。

 東京会場は、東京都千代田区大手町の「大手町合同庁舎3号館」。東京メトロ竹橋駅大手町駅から徒歩数分で、JR東京駅から無料のシャトルバスもある。同区内には「中央合同庁舎3号館」もあるため、注意が必要だ。

 大阪会場は大阪市北区中之島大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)。京阪中之島駅から徒歩1分。JR大阪駅南海なんば駅から無料直行バスも出る。いずれの会場も駐車場は用意されていない。

 当日は市区町村から配布された接種券と、本人確認書類(運転免許証や運転経歴証明書、年金手帳など)が必要。予診票は会場でも記入できるが、厚生労働省のホームページからダウンロードもできるため、事前に記入しておくと手続きを進めやすくなる。自治体が事前に個人に送付している場合もある。

 ワクチンは肩の筋肉に注射するため、肩を出しやすい服装が好ましいという。会場には荷物預かり所はないので、防衛省は、手荷物を少なくするよう呼びかけている。

 受け付けを済ませた後は、予診票の確認、医官による予診、看護官や民間看護師による接種、経過観察と進む。防衛省は所要時間を30分ほどと想定している。

 防衛省は、副反応が出た際に相談する電話窓口も設けた。東京会場は0570・056・760(午前8時~午後8時)、大阪会場は0570・075・922(午前7時~午後9時)。時間外は、都府県の副反応用のコールセンターに電話するよう呼びかける。

 防衛省対策本部長の中山泰秀副大臣は23日、大阪会場の視察後の記者会見で、「円滑な接種のためにぜひ半袖で来ていただきたい。待っているときに寒い場合もあるかもしれないので、カーディガンなどをご持参いただければ」と話した。

 また、防衛省は23日、31日から6月6日の1週間に接種する分について、予約受け付け開始時間を発表した。東京会場は5月24日午前11時ごろ、大阪会場は同日午後1時ごろから、専用サイトで受け付ける。防衛省のホームページや、LINEの自衛隊大規模接種センターのアカウントから入れる。

 今回は東京都内、大阪府内在住の65歳以上の高齢者が対象。1回目の接種であることが条件だ。中山副大臣は市区町村による接種との「二重予約」にならないよう、「センターでの接種を希望される方は、市区町村での予約を取り消してください」と呼びかけた。

 会場へのアクセスや予約方法などの問い合わせ電話窓口(東京会場=0570・056・730、大阪会場=0570・080・770)

 一方、防衛省によると、東京会場の予約システムで起こっていた生年月日を誤入力すると修正できなくなる不具合は、改修が完了した。入力された市区町村コードが実在するものかどうかを識別する仕組みも導入したという。(松山尚幹、浅沼愛)

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