客車展示施設がOP 観光の拠点に 佐川町

清野貴幸
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 明治時代に造られ、JR四国から高知県佐川町に3月に「里帰り」した木造客車ロ481号の展示施設「うえまち駅」が17日、町中心部にオープンした。客車内に自由に立ち入りでき、レトロな雰囲気が味わえる。

 客車はグリーン車に相当する2等客車として県内を走行後に廃車になり、町民に親しまれたが当時の国鉄に返還された。修復して香川県内の工場に展示され、町が返還を求め実現した。国内に残る四輪の木造2等客車では唯一とされる。

 展示施設は旧青山(せいざん)文庫隣に町が約7千万円をかけて整備した。落成式典ではJR四国の半井真司会長が「工場にいた時より喜んで誇らしげに見えます」などと祝辞を述べ、関係者がテープカットをした。

 施設は平屋建て(約150平方メートル)で、さかわ観光協会の事務所も入居する。午前9時~午後5時、月曜休館。入場無料。(清野貴幸)

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