桜が見頃 兼六園が無料開放と夜間ライトアップ
平川仁
【石川】桜の見頃を迎え、金沢市の兼六園は27日から4月2日までの1週間、無料開園され、夜間はライトアップされている。28日はあいにくの雨だったが、県内外からの花見客でにぎわった。
金沢城・兼六園管理事務所によると、兼六園では28日、ソメイヨシノやヒガンザクラなど約420本が満開になった。花見客は、管理事務所が呼びかけているマスク着用や屋外での飲食禁止などを守り、桜を眺めたり写真を撮ったりしていた。イギリス出身で滋賀県の楽器技師カール・ボーランドさん(50)と妻で英語教室事務のスエコさん(41)は、1年ぶりの旅行で訪れた。カールさんは「雨にぬれた桜と庭園が良い雰囲気」と笑顔を見せた。
土曜日だった27日の来園者は約3万8800人。前年同期の約1万4900人を上回ったが、コロナ禍前の2019年当時の11万800人を大幅に下回った。
期間中は午前7時~午後9時半に開園。ライトアップは日没から閉園まで。