文政権と対立の前検事総長、野党が熱視線 韓国大統領選

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ソウル=神谷毅
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 文在寅(ムンジェイン)大統領の後任を選ぶ大統領選まで9日で1年を切る韓国で、4日に辞任した前検事総長の存在感が急速に高まっている。政権と激しい対立を演じる中で、現職時から次期大統領候補として支持が集まり、強力な候補を欠く野党が熱視線を送り始めている。

 韓国ギャラップが2月に実施した「次期大統領選に出馬が予想される人物」を問う世論調査で、最多の27%の支持を集めたのは、革新系与党「共に民主党」に所属するソウル首都圏を形成する京畿道の知事、李在明(イジェミョン)氏(56)。新型コロナウイルス対策として、道民全員に1人あたり10万ウォン(約9600円)を支給する所得支援政策などが支持されている。

 与党関係者は「ポピュリストと呼ぶ人もいるが、人々が何を求めているか把握しタイミングよく発信する政治力は抜きんでている」と語る。

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 李知事を追うのは、首相時代…

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