最高裁判事「3分の1を女性に」 夏の交代を前に要望書

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岡林佐和 田中聡子 阿部峻介
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 最高裁の判事に占める女性の割合を少なくとも3分の1にするよう求める要望書を、全国の89団体が最高裁などに出す。女性の判事はいま2人。これまでは女性3人が最多だった。

 最高裁裁判官は長官と14人の判事で構成される。判事の候補は裁判官や弁護士などから挙がり、長官の意見をふまえ内閣が任命する。この夏、男性3人と女性1人が相次いで70歳の定年を迎え、計4人を新たに選ぶ。

 「女性差別撤廃条約実現アクション」は女性を増やすチャンスだとみて、候補を選ぶ最高裁や日弁連、内閣官房などにそれぞれ要望書を出すことにした。要望書では4人の後任すべてに女性を任命し、少なくとも女性を3分の1(計5人)にするよう求めている。全国の女性団体に呼びかけ7日まで賛同を募っており、すでに89団体が名を連ねている。

 最高裁判事の女性は3人が過…

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