羽生九段、経験ない順位8位に 机をトントン叩いた左指

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文化くらし報道部・村瀬信也
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 「苦しい将棋を拾えたこともあった。全般的に反省の多い1年でした」

 羽生善治九段(50)は対局直後、今期の戦いぶりをそう振り返った。

 渡辺明名人(36)への挑戦権をトップ棋士10人が総当たりで争う第79期将棋名人戦・A級順位戦。「将棋界の一番長い日」と呼ばれる最終9回戦が2月26日、静岡市で行われた。羽生九段はこの日は勝ったが、前期に続いて4勝5敗と負け越した。来期の順位8位は経験したことがない低位置だ。

A級、羽生九段の思いは

無敵とも思える強さを見せていた頃との違いは何か。羽生九段の答えに、記者は矜恃を感じました。

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 A級順位戦で、羽生九段は2…

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