議員バッジは純金製維持か金めっきか 大阪市議会で論争
本多由佳 森下裕介
議員バッジは純金製を維持するべきか、金めっきに切り替えるべきか――。2023年の統一地方選で当選する市議に貸与するバッジをめぐる「論争」が大阪市議会(定数83)で起きている。大阪維新の会と公明党は「リーズナブルな金めっきでいい」とするが、自民党は「身分証だから純金製がいい」と主張し、意見が割れている。
市議会事務局によると、現在のバッジは純金製で、価格は一つ約6万円(今年2月時点)、修理費は2千~3千円。市議らによると年明けから、修理業者の確保が難しくなっているとして、純金製を維持する案のほか、真鍮(しんちゅう)に金めっきを施したものへ切り替える案などについて議論が始まった。
大阪維新の会(40人)と公明党(18人)は「純金製の高価なバッジは世間の常識から逸脱している」(公明市議)などとして金めっき案を支持する立場だ。
一方、自民党(19人)は2日の会合で「贅沢(ぜいたく)と言えば贅沢だが、質を落とさないでいい」として、純金製の維持で一致した。
現在、これら3会派で議論が進んでおり、今年度中にも結論を出す予定だ。
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