新規の飲食店、実は増加 コロナ禍の逆風で挑む事情

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矢島大輔 河野光汰
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「こんな時にすみません」。こんな看板を掲げてオープンする飲食店を見つけた。コロナ禍で新規開店する店は、実は増えている。時短要請で営業への制限が強まる中でスタートする事情は何なのか。のれんをくぐり、話を聞いた。

 大阪市西区のオフィス街。「こんな時にすみません」と書かれた看板を掲げたラーメン店は、16日にオープンした。

 「いま開店していいんかなという申し訳なさと、やらなあかんから許してねって思いと、複雑な気持ちです」。店主の堀川大地さん(33)は話す。市内でラーメン屋を営み、16日に4店舗目となる「小僧またおまえか。」を開店させた。自ら厨房(ちゅうぼう)に立ち、どろどろの濃厚豚骨スープに8種類の魚介だしを加えた特製ラーメンを出す。

 出店は昨年10月に決めた。

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