宣言先行解除、くすぶる慎重論 「リバウンドは必至」

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相原亮 中田絢子
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 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言について、政府は6府県の先行解除を決めた。地域経済への打撃を懸念する自治体の要請に応えた形だが、専門家などからは感染再拡大を懸念する声が上がる。宣言解除となる地域でも当面は感染防止対策が続くことになる。

 26日正午過ぎに始まった政府の諮問委員会は、予定時間を1時間過ぎてようやく終わった。政府が愛知、岐阜、京都、大阪、兵庫、福岡の6府県の先行解除を諮ると、経済界を除いて医療の専門家ら多くのメンバーから懸念の声が噴き出したためだ。

 「本当にいま、やっていいんですか」「変異株もある」「休みが控えていてリバウンドする」

 終了後、記者団の取材に応じた田村憲久厚生労働相は、「非常に厳しい意見が多かった」と硬い表情を浮かべた。

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 緊急事態宣言の延長を決めた…

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