【詳報】高額接待「心の緩みで」山田広報官まるで禅問答
菅義偉首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」から7万円超の接待をされた山田真貴子・内閣広報官は25日、衆院予算委員会に参考人として出席する。広報官を続投するという山田氏は、野党からの追及にどう答えるのか注目される。
山田真貴子・内閣広報官の冒頭の答弁は次の通り。
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貴重な時間をちょうだいして冒頭、おわびを述べさせていただきたいと存じます。
このたびは私の総務省在職中の、国家公務員倫理法違反にあたる行為によりまして、公務員の信用を損なうことになりましたことを深く反省しております。本当に申し訳ございませんでした。このたびの一件を深く反省し、給与の自主返納を行ってまいります。
総務省における処分内容のうち最も重かったものを踏まえたものでございます。昨日、官房長官から厳重注意もいただいたところでございます。改めまして大変に申し訳ございませんでした。
当日の飲食の関係でございますけれども、牛肉のステーキ、あるいは海鮮料理、等であったというふうに記憶しております。
「改めてよく反省し、自らを改善」
菅義偉首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」から2019年に7万円超の接待をされた山田真貴子・内閣広報官は25日、衆院予算委員会に出席し、「今後、職務を続ける中で、自らを改善していきたい」と述べ、広報官を続投する考えを自ら表明した。立憲民主党の黒岩宇洋氏への答弁。
山田氏は「自らの認識の甘さにより大変、公務員に対する信頼を大きく損なうことになった。改めて深く反省し、おわびを申し上げたい」と陳謝。そのうえで「今後、職務を続けていく中で、女性の目線、みなさまの考えを踏まえながら、改めてよく反省し、自らを改善していきたい」と述べた。
東北新社との会食については「東北新社の方に確認をとり、1回のみと確認がとれている」とした。
NHKへの抗議電話、真偽は?
山田真貴子・内閣広報官が衆院予算委員会に参考人として出席した。最初の質問者の立憲民主党の黒岩宇洋氏は山田氏に対し、菅義偉首相が昨年10月にNHKの「ニュースウォッチ9」に出演した後、NHKに電話をかけたかどうかを尋ねた。
番組では、日本学術会議の会…