陰謀論動画は東北大助教が配信 昨年の米大統領選めぐり
昨年の米大統領選をめぐり、ユーチューブで陰謀論を含む内容の動画を配信していた「中国時事評論専門家」を名乗る男性について、東北大は24日、同大の助教であることを朝日新聞の取材に認めた。助教が所属する研究室は「真実性が疑われる情報を配信する行為は社会の混乱を招く」とする声明をウェブサイトで発表し、動画の内容に懸念を示している。
助教は自らの名を冠したユーチューブチャンネルの動画に出演し、日本語で連日発信している。チャンネル登録者は24日現在で約23万人いる。1月11日には「ヒラリー(・クリントン元上院議員)は捕まった」などと主張する動画を配信し、114万回再生された。動画はその後削除され、助教は別の動画で「情報はデマみたいだ」と釈明した。
朝日新聞は、2月2日に朝日新聞デジタルで配信した連載記事(https://www.asahi.com/articles/ASP22417CP1PUTIL02T.html)と7日付朝刊の記事で、このチャンネルが配信する動画について報じた。
大学院情報科学研究科の都市社会経済システム分析研究室が24日付でウェブサイトに掲載した声明によると、助教が配信した内容の適切性について大学に問い合わせが寄せられているといい、声明では「(朝日新聞)記事の懸念を共有します」とした。
その上で「真実性が疑われる…