ヤクルト内川、言葉へのこだわり 目標はあのレジェンド

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藤田絢子
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 今季からヤクルトスワローズ担当になった。記者13年目。ベテランの言葉が以前より心に染みるようになってきた。

 「がむしゃらだった若い頃のほうが、精神的に楽だった。今は引き出しがいっぱいある分、どれを選択するかで悩むことがある。成功と失敗の体験があるから、怖さも出てくる」。今季、ソフトバンクから加入した内川聖一の言葉だ。プロ21年目、8月で39歳になる。年を重ね、野球と向き合う思いを聞いた時のことだ。

 セ・パ両リーグの首位打者になり、2千安打を達成。内川は「確実性の高い打撃」を目指し、1軍キャンプを過ごす。原点回帰かとの問いには、「時間が進み、体は変わっていくのに過去に戻っても仕方がない。目指す形はたとえ一緒だとしても道のりは違う」。「若い頃に比べ、やることの意味を考えるようになった。もったいない時間を過ごせなくなってきているし、過ごしたくない」

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 口をつく言葉は等身大であり…

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