NTTとKDDI、氷河期世代ら300人超の雇用創出へ

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井上亮
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 NTTとKDDIは16日、バブル崩壊後の就職難に苦しんだ「就職氷河期世代」を中心に130人超の正社員を新たに雇用すると発表した。他企業での就職も支援し、合わせて300人超とする計画。同日から3月末まで募集する。

 各地の自治体などで氷河期世代を採用する動きはあるが、数人程度に限られることが多かった。民間企業で大規模な採用は珍しいとみられる。高校や大学などを卒業した50歳未満の人が対象だ。

 両社はまず、応募者全員に対して、ITの基礎知識や在宅勤務で必要な会議ソフトの使い方などを学べるオンライン研修を提供する。1万人程度を想定しているという。その後、エントリーシートなどで適性を見て500~600人を選抜。受講者はICT(情報通信技術)関連の資格取得をめざし、約2カ月、週3~4日のオンライン研修に参加する。資格取得の受験費用も含め、無料という。

 二つの研修を受けた人のうち希望者に対し、キャリア面談を実施。今夏から就職活動を始め、来年3月までに300人超の就業をめざす。NTTグループで約100人、KDDIグループで約30人採用する。職種はシステムエンジニアや営業など幅広く検討するという。また、残りの約170人は他社での就職をあっせんする。

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 同日、記者会見したNTTの…

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