池江、東京五輪への道つなぐ 代表選考会に出場可能に

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 白血病から復帰した競泳の池江璃花子(りかこ、20)=ルネサンス=が23日、東京辰巳国際水泳場で行われた北島康介杯の女子100メートル自由形予選で、東京五輪の代表選考会を兼ねた日本選手権(4月、東京アクアティクスセンター)への参加標準記録(56秒53)を突破した。56秒16の全体6位で泳ぎ、決勝へ進んだ。昨夏には「あくまで目標は2024年パリ五輪」と語っていたが、東京五輪出場の可能性も出てきた。

 今後、池江が日本選手権の100メートル自由形に出場するには、持ちタイムが出場を希望する選手の上位32人(申し込みが40人以内)、ないし40人(同41人以上)に入る必要がある。記録は3月7日のレース分まで認められる。

 東京五輪へ出場するには、日本選手権の決勝で、日本水泳連盟が定める派遣標準記録を突破したうえで原則2位以内に入る必要がある。100メートル自由形は400メートルリレーの代表選考も兼ねており、個人種目の派遣標準記録(53秒31)より遅い54秒42が選考の目安となっている。

 池江は100メートル自由形など五つの個人種目で日本記録を持ち、2018年のアジア大会では6冠を達成して大会MVPに輝いた。19年2月に白血病を公表し、長期療養。昨年8月の大会で1年7カ月ぶりに実戦復帰を果たした。復帰2戦目となった10月の日本学生選手権では50メートル自由形で25秒62の4位に入り、女子400メートルリレーの予選でも日大の一員として泳いだ。

■池江の自由形の日本記録(長…

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