ゾンビ相手の撮影に苦戦 カン・ドンウォンの語る舞台裏

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映画ジャーナリスト・成川彩
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 「私たちの幸せな時間」(2006)の死刑囚役で見せた繊細な演技、「群盗」(14)の武芸の達人役で見せた息をのむほど美しい剣術。どんな役でも消化してしまう俳優カン・ドンウォンが、ゾンビのうごめく半島へ飛び込んだ。日本で公開中の主演作「新感染半島 ファイナル・ステージ」について話を聞いた。

カン・ドンウォン

1981年、韓国・釜山生まれ。長身のルックスと演技力を兼ね備えた韓国映画界のトップスター。2003年に俳優デビュー後、映画「オオカミの誘惑」(04)で一躍スターダムに駆け上がり、「義兄弟 SECRET REUNION」(10)で韓国映画評論家協会賞主演男優賞を受賞した。是枝裕和監督の次作「ブローカー(仮)」にソン・ガンホ、ペ・ドゥナと共に出演予定。

 ――韓国で観客数380万人を超えるヒットを記録し、海外190カ国・地域に販売されました。

 観客の皆さんには本当に感謝しています。コロナ禍でもワールドワイドの公開となり、うれしいですね。

 ――出演を決めた理由は。

 前作「新感染 ファイナル・エクスプレス」は、ゾンビ映画と言えばB級映画に分類されることも多いなか、世界的なヒットとなりました。ヨン・サンホ監督の持っているビジョンが素晴らしい。シナリオを読むと、続編というよりも独立した作品だと感じました。ポスト・アポカリプス(終末もの)に一度出てみたかったというのもあります。

後半では、役柄や好きなシーンについて聞いています。写真や日本のファンへのメッセージも。

 ――CGの多い作品ですが、想像しながらの演技は難しくありませんでしたか。

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 監督の演出はとてもやりやす…

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