議員会食、夜8時まで4人以下想定 医師会から疑問視も

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 自民党森山裕国会対策委員長立憲民主党安住淳国対委員長は6日、国会内で会談し、緊急事態宣言下での国会議員の会食について、ルールづくりを行うことで合意した。会食は「夜8時まで」「参加人数を4人以下」とすることを想定しているが、日本医師会は議員の会食自体を疑問視している。

 与野党は近く、衆参両院の議院運営委員会の理事会で、申し合わせる方針だ。対象は、宣言が出される東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県での会食。

 議員の会食をめぐっては、菅義偉首相と自民の二階俊博幹事長らが昨年12月14日、都内のステーキ店で5人以上での会食を行い、批判を浴びた。安住氏は6日、記者団に「国民のみなさんの厳しい目もある。ルール化は必要だ」と世論を意識した措置であることを認めた。

 森山氏も「自主判断だと批判を受けることもある。かといって、議員活動のなかで、まったく人と会わないことは無理があるし、会食があることも不自然な話ではない。やはり人数を決めていた方がわかりやすいのではないか」と語った。

 一方、日本医師会の中川俊男会長は同日の会見で国会議員の会食ルールづくりを念頭に、「4人以下の会食なら感染しないとお思いなら間違い」と批判した。そのうえで、国民の一部に生じた緩みの解消につながるとして、「緊急事態宣言下では国会議員の夜の会食を、人数にかかわらず全面自粛してはどうか。国会議員に範を示して頂きたい」と語った。

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