羽生結弦、久しぶりの公式練習 「希望をつなぐために」

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 フィギュアスケートの全日本選手権は25日、長野市で開幕する。24日は公式練習が行われ、男子の羽生結弦(ANA)は白のジャージーと黒のパンツ姿で登場。一礼してリンクに入り、1人だけマスクをつけたまま滑っていたが、約2分後にマスクを外した。

 フリーの曲をかけ、4回転サルコーや4回転トーループ、トリプルアクセルなどを確認した。

 今季は新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から、グランプリ(GP)シリーズは欠場。この全日本は今季初戦となる。新プログラムで挑む予定で、曲はショートプログラムが「Let Me Entertain You」、フリー「天と地と」。

 練習後の報道陣との主なやり取りは次の通り

 ――公式練習の感触は。

 「久しぶりに複数の人数でリンクに乗って練習したので、まだ感覚つかめていないところもありましたけど、ある意味それもまた新鮮で、本当に僕にとっては久しぶりのことだったので楽しい感覚もありました」

 ――GPシリーズは欠場しました。全日本出場の経緯は。考えが変わったのでしょうか。

 「別に考えは変化していないです。はっきり言ってしまえば、やはり自分として、個人の考えとしては、なるべく感染につながるような行動はしたくないと。現状、いま全日本が近づくにつれて、どんどんいわゆる第3波が来てる状態の中で『僕が出ていいものか』ということは、かなり葛藤はありました。ただ、どうしても世界選手権に向けて、四大陸がなくなってしまったので、まずは世界選手権の選考会としてこの試合を必須として出なくてはいけないので。僕自身の希望を何とかつなぐために、出させていただいたという感じです」

 ――コロナ禍でどのように過ごして来たんでしょう。

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 「毎日1人で、コーチなしで…

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