木村花さんへの中傷、逃げる投稿者 髪形変えた母も標的

有料記事

岩田恵実
[PR]

 フジテレビの恋愛リアリティー番組に出演していた木村花さん(当時22)が、命を絶って約7カ月。ウェブ上で誹謗(ひぼう)中傷をしたとして、大阪府箕面市の男が侮辱容疑で書類送検された。母親で元プロレスラーの響子さん(43)に話を聞いた。

 花さんは、中傷の書き込みが急増した3月も「大丈夫」と明るく振るまっていたという。様子が変わったのは5月中旬。響子さんが「(番組で)切り取られた場面だけを見てひどいことを言うなんてね……」と慰めると、花さんは涙をこらえるような表情で「本当にそうなんだよ」「出演者を人間と思ってない」と返したという。

 命を絶ったのはそれから間もない5月23日。SNSに「毎日100件近く率直な意見。傷付いたのは否定できなかったから」とつづっていた。「真面目な性格だから、番組の内容を口外しないという誓約書を気にして相談できなかったのかな。責任感も強かったから、逃げ出すことができなかったのでしょう」

花さんの結婚資金を元手に、問おうとしたが

 ウェブ上には「死ね」「消え…

この記事は有料記事です。残り998文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
岩田恵実
国際報道部
専門・関心分野
中国、事件、災害