「銀河」が和歌山にやって来る 来年夏秋に京都―新宮間

藤野隆晃
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 JR西日本長距離列車「WEST EXPRESS(ウエストエクスプレス) 銀河」が、和歌山県内を走ることが決まった。JR西が16日、発表した。来年の夏から秋にかけ、京都―新宮間を結ぶ特急として走る。

 「銀河」は今年9月から京都・大阪と山陰地方、今月からは山陽地方との間を走っている。豪華寝台列車トワイライトエクスプレス瑞風」に比べて乗車料金を割安にし、幅広い層に鉄道の旅の魅力を味わってもらうことを狙いにしている。

 京都―新宮は夜間、新宮―京都は昼に運転する。6両1編成で、定員は約90~100人。車内には通常の座席だけでなく、個室やフリースペースなどもある。停車駅や時間、本数、予約方法などについては、現段階では決まっていない。

 JR西によると、停車駅や車内では、沿線の特産品を食べたり買ったりできるよう計画を進めているという。ただ、新型コロナウイルスの感染状況により、運行計画が変わる可能性もある。

 「銀河」については今年10月、新宮市を含む7市町村と和歌山県が、県内への運行を求めてJR西に要望書を提出していた。新宮市の田岡実千年市長は「『銀河』で来ていただいた方に再度訪問していただけるよう頑張る」とコメントした。JR西の担当者は「これからの紀南観光の起爆剤にしていきたい」と話した。藤野隆晃

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