宗兄弟が語る福岡国際マラソン 「勝てば世界一」の歴史

有料記事

[PR]

 日本のマラソン史上、欠かすことができない双子の名ランナーが宗茂さん、猛さんの兄弟だ。いま兄の茂さんは旭化成陸上部顧問、弟の猛さんは陸上部総監督を務める。何度も福岡の街を走った2人に、福岡国際マラソンの思い出を語ってもらった。

 2人が福岡国際に出会ったのは、大分・臼杵市立西中学3年生のとき。1967年の第21回大会でテレビに映し出されるデレク・クレイトンと佐々木精一郎さんのデッドヒートに見入った。クレイトンの記録は世界最高で、「すごい大会なんだというイメージがそのとき強く残った」と猛さんは言う。

 その6年後の1973年、20歳の2人は初めて福岡のスタートラインに立った。「あこがれの大会だった。その年のナンバーワンは福岡で決まる。福岡で勝てば世界一なんだと思っていた」と茂さんは話す。

ここから続き

 兄弟がマラソンを始めたころ…

この記事は有料記事です。残り672文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら