「会食、旅行しない」誓約すれば部活許可 大阪府立大
花房吾早子
サークルの旅行に参加した学生の集団感染が確認された大阪府立大(堺市中区)が、すべてのサークルや部活動に対して、活動の前後には会食や旅行をしないことを誓わせる文書の提出を求めていることがわかった。大学によると、学生から「厳しすぎる」という声が寄せられているという。
府立大学生課によると、誓約書は、会食について「5人以上禁止」「少人数も自粛」と求めている。さらに、もともと禁止されていた合宿に加えて、同じ団体内の仲間どうしでの旅行も禁じた。誓約書を提出した団体だけに活動を認め、もし内容に反した場合には「いかなる処分も受ける」ことを求めている。18日に各団体の代表にメールを送り、全学生にも専用サイトで知らせた。
府立大では、兵庫県内へ1泊2日の旅行へ出かけた二つのサークルグループ計36人の学生のうち、17日までに15人の感染者が出た。18日まで大阪府内にある三つのキャンパスへの学生の立ち入りを禁じていた。
学生課の担当者は「学生の活動を一律に禁止することは避けてきたが、集団感染が起きたため苦渋の決断をした」と話している。