「らしさ」の呪縛を語り合う記者サロン 19日に開催

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聞き手はいずれも高橋健次郎
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 「男性を書くのが難しくなった」――。男性作家の白岩玄さんは、ある時期、小説の登場人物としての男性が描きづらくなったそうです。そして、その背景には「男らしさ」「女らしさ」といったジェンダーの問題が関係していると言います。

 19日は「国際男性デー」。朝日新聞社ではこの日、「『らしさ』の呪縛 ~国際男性デーにジェンダーを語る~」をテーマにオンラインイベント「記者サロン」を開きます。白岩玄さんと「桃山商事」代表の清田隆之さんをお招きします。イベントは午後5時半から。参加無料。登録は専用サイト(http://t.asahi.com/widr別ウインドウで開きます)で。サイトへはQRコードから移行できます。

 イベントに先立ち、白岩さんと清田さんに、それぞれがジェンダー問題に気づいたきっかけについて語ってもらいました。

小説で「男性」書けなくなった 白岩玄さん 

 「野ブタ。をプロデュース」で小説家デビューした時は、21歳でした。ドラマ化もされ、背中に追い風が吹いている感じでした。年齢の割にはたくさんの収入を得たり、社会的地位があがったりして、いわゆる「男らしい男性」を体現できている時期でもありました。

 一方で、どこか気持ち悪さもありました。そして、25歳くらいになると、小説で男性を書くことが難しくなったんです。特に男性の内面が書けなくなった。同じ頃からジェンダーに関する本も少しずつ読むようになりました。

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 今思えば、デビュー作の後…

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