ドラフト成就へ名物アナが滝行 今年はあの宿敵球団も

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木村健一
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 中日のドラフト1位のくじ運をきっかけに注目を集める滝がある。名古屋市守山区の倶利加羅不動寺(くりからふどうじ)の不動心の滝。地元CBCテレビ(TBS系)のアナウンサー若狭敬一さん(45)が中日のドラフトの成功を祈って滝行に挑むと、3年連続で成就した。それを知った、あのライバル球団は今年、監督や幹部が滝行をしたという。

 「今年もドラゴンズ、ドラフト大成功。高橋君、ドラゴンズに来て――」

毎週火曜日に、中日ドラゴンズにまつわる話題をお届けします。

 ドラフト1週間前の10月19日。冷たい雨の中、若狭さんは滝に打たれながら、中日のドラフトの成功を祈って、絶叫した。

 若狭さんがドラフト当日に指名候補選手の取材へ向かうと、競合抽選時のくじの外れや、空振りが続いていた。2013年に松井裕樹投手(現・楽天)の神奈川・桐光学園高へ行き、中日は5球団競合となったくじを外した。15年は高橋純平投手(現・ソフトバンク)の県岐阜商高、17年は中村奨成捕手(現・広島)の広島・広陵高へ向かい、いずれも抽選で敗れた。14年と16年は指名を予想して向かった選手が、中日に指名されなかった。

 若狭さんは「当日に取材すると、中日に不幸が訪れる『疫病神』と呼ばれるようになった」と苦笑する。

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この記事を書いた人
木村健一
スポーツ部次長|高校野球・ゴルフ担当
専門・関心分野
スポーツと社会・ビジネス、調査報道、オリンピック、野球、ゴルフ