選手かばうエディ ハプニングにも勝つ 6カ国対抗V

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ロンドン=遠田寛生
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 ラグビーの欧州6カ国対抗は31日、各地で最終戦3試合が行われ、エディ・ジョーンズ監督率いるイングランドは敵地でイタリアを34―5で下し、3年ぶりの優勝を果たした。本拠でアイルランドを35―27で破り勝ち点18で並んだフランスを得失点差で上回った。指揮官にとっては2016、17年に続く3度目の栄冠となったが、今回は例年以上に勝ちたい理由があった。

 試合時間が最後だったアイルランドとフランスにも優勝の可能性が残っていた最終日。先に試合が終わるイングランドとしては、ボーナスポイントが入る4トライ以上で勝利し、得失点差をできる限り稼ぐことが求められた。

 開始4分、主将ファレルからパスを受けたヤングスが中央突破し先制のトライを挙げた。前半は10―5と差は少なかったものの、「全員がやるべきことを分かっていた」(ファレル)と焦りはない。後半開始直後にヤングスのトライで勢いに乗り、後半は24―0と圧倒。計5トライで快勝した。

 あとはライバルたちの結果を待つのみ。7点差以上の勝利で優勝だったアイルランドが敗れ、優勝はイングランドに転がり込んだ。

 今大会は新型コロナウイルスの影響で中断し、10月下旬に約7カ月半ぶりに再開した。難しい調整が迫られた中でイングランドはハプニングにも見舞われた。

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