菅首相、記者対応も異例だった 番長の朝ぼらけダッシュ
【朝日新聞ポッドキャスト】 総理番の悲喜こもごも
首相官邸で日々、スーツ姿の人たちが走りまくっているのをご存じですか。報道各社の記者たちで、さながら部活動の猛練習。一国の最高権力者を日々追っている官邸番の記者たちは、具体的に何をしているのか。テレビのニュースによく映る「総理!」の呼びかけ、実は7割以上が朝日新聞記者だった? 菅義偉首相の対応は、歴代総理に比べても「塩対応」?
現場の最前線から、朝日新聞政治部の楢崎貴司記者と、かつて総理番だった秋山訓子編集委員が伝えます。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。主な内容は次の通りです。
・朝7時から猛ダッシュの毎日
・エレベーターで沈黙する安倍前首相
・総理番と名刺交換、菅首相の「異例」
・カンペ棒読み、一問で「ぷいっ」
有料会員の方へ
音声の内容をテキストでも確認していただけます(そのまま書き起こしたものではありません)
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Q:楢崎さんはどんな仕事をしているんですか。
楢:総理番長をしています。総理番はいま朝日新聞に4人いて、そのとりまとめ役です。
Q:秋山さんも総理番の経験があるそうですね。
秋:橋本龍太郎さんと小渕恵三さん、2人の首相の下で経験しました。ものすごく大変でした。よく「総理大臣って最高権力者なのに、なぜ政治部に行きたての若手記者を総理番にするんですか」と聞かれます。これには二つの答えがあります。
一つは、朝から晩まで総理の…
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