ドイツ、劇場や映画館を閉鎖へ 「部分的ロックダウン」

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ベルリン=野島淳
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 ドイツメルケル首相は28日、州首相らとの会議で、新型コロナウイルス対策の強化を決めた。11月2日から同月末まで、持ち帰りを除き飲食店やバーを閉鎖し、娯楽イベントなども禁じる。一方で学校や商店などは閉鎖せず、「部分的ロックダウン都市封鎖)」といえる措置とした。

 劇場や映画館、スポーツ施設なども閉鎖。公共の場で集まれる人数は最大2世帯、計10人までとするほか、宿泊施設の利用は観光目的以外に限る。

 ドイツの新型コロナの新規感染者数は28日の発表で約1万5千人と、1日当たりで過去最多だった。感染経路の捕捉が難しくなり、さらなる増加につながっている。経済活動や人々の接触が活発になるクリスマスシーズンを前に再び強い制限をかけることで、抑え込みを図る狙いだ。

 会議後に記者会見したメルケル氏は「現状の感染率が続けば、医療システムは数週間で能力の限界に達する」と危機感を示した。「国民の健康を確保するには、医療危機を避けつつ、経済を回す方法を見つけねばならない」と述べ、協力を呼びかけた。

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