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　山口県下関市のランドマーク、海峡ゆめタワー上部にある球体のてっぺんに上る記念ツアーが11日、催された。高さ153メートル。関門海峡大橋の向こうに広がる瀬戸内海から巌流島、日本海までを望める絶景を参加者は楽しんだ。

　ゆめタワーを含む総合施設、海峡メッセ下関が来年開館25周年になるのを記念して初めて企画された。普段は10メートル下の30階の展望室までしか上がれないが、この日は抽選で選ばれた18人が4組に分かれ、30階の展望室からタワーの頂上まで階段で上った。

　前面しか見ることができない展望室と違い、眺望は関門海峡大橋から日本海までぐるっと見渡せる。参加者の一人、磯野順子さんは高いところが好きという。「気持ちいいです。爽快」。宮下浩幸さんは、タワー頂上の周囲は壁で覆われているため怖さは感じないといい、「普段見られない景色が見えるのでいいですね」と話した。（井石栄司）