口や足で打ってもOK 対応力問われるパラアーチェリー

有料記事

榊原一生
[PR]

 戦争で負傷した兵士のリハビリの一環として始まったパラアーチェリーパラリンピックの歴史は、アーチェリーから始まりました。1948年ロンドン五輪開会式の日に英・ストーク・マンデビル病院で開かれた車いすのアーチェリー大会が契機となり、60年の第1回パラリンピックへとつながっていきました。

 パラリンピックでは手や足・体幹などに障害のある選手が出場することができます。ルールは一般の競技規則に準じていますが、障害の種類や程度に応じてルールを一部変更したり、用具を工夫したりすることが認められています。競技では障害の程度によって、W1(四肢に障害があり、車いすを使用)、W2(下半身の障害により車いすを使用)、ST(立位、または車いすを使用)の三つに分類されます。W1の選手は「W1オープン」、W2とSTの選手は「リカーブオープン」か「コンパウンドオープン」のいずれかに出場することができます。

ここから続き

 リカーブ、コンパウンドとい…

この記事は有料記事です。残り670文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら