宇宙エレベーター、実用化に向けた実験用衛星完成 静大

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須田世紀
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 静岡大学工学部(浜松市)は25日、地上と宇宙をつなぐ「宇宙エレベーター」の実験用超小型衛星が完成したと発表した。早ければ来年、宇宙に打ち上げられる。

 完成した衛星の名称は「STARS―EC」。機械工学科の能見公博教授を中心に、静岡大発のベンチャー企業、市内外の企業や団体が協力するプロジェクトで、静岡大では5機目の人工衛星だ。

 10センチ四方でサイコロ状の三つの装置が「テザー」という22メートルのワイヤでつながっている。地上から400キロの宇宙空間で直列に並び、中央の装置を昇降機として両端の装置間を行き来させる実験だ。能見教授によると、成功すれば世界初という。

 これまでの実験ではテザーが…

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