手のひらに描いたグラウンド ハンディあっても楽しんで

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滝坪潤一
【動画】目が不自由な人たちが、競技場で実況を聴きながらラグビーの試合を観戦=滝坪潤一撮影
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 目や耳が不自由な人に、競技場でスポーツ観戦を楽しんでもらおうという取り組みが広がりつつある。来夏の開催をめざす東京五輪・パラリンピックに向けて、会場の熱気や試合展開をリアルタイムで楽しめる仕組みの開発も進む。

 「うわぁ、髪の毛がずいぶん長い、背番号13番ミフィポセチ選手がボールを持ち込んだ所で両チームの選手がもみ合っています」

 「この選手が手を伸ばしたら250センチあるからね」

 朝日放送アナウンサーの伊藤史隆(しりゅう)さん(57)が、なめらかな口調で試合の情景を説明し、隣で日本ラグビー協会理事の谷口真由美さん(45)が解説を加える。

 昨秋、ワールドカップ日本大会が開かれ、盛り上がったラグビー。今年2月、トップリーグの神戸製鋼NTTドコモ戦に、目が不自由な人や介助者ら約25人を招待し、特別実況で競技場の雰囲気を楽しんでもらう取り組みがあった。

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 生まれつき目が不自由な人も…

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